女教皇
この世に生まれたときから一生変わらない、
あなただけの初期設定
というのがあります。
誰かのものではない、
自分だけの感覚です。
あなたにとってそれは生理的に好きか嫌いか。
犬や猫のように快/不快の動物的な感覚です。
ピーマンが嫌いなら、嫌いでいい。栄養素は他の食べられるものから摂ればいい。
人の意見や人の目、あるいは社会の基準ではなく、
どんなに身近な人の意見であっても流されず、
自分の基準で自分の身体や感覚が言っている方を選ぶ。
これはこれから自分の人生をクリエイトしていくにあたって、
道に迷わず進んでいく為に一番大事な感覚です。
必要以上に他人に目がいって、自分をないがしろにしていると、
自分の本心が分からぬままにきてしまい、
途中で何をやっても自信が無いまま、
自分で決められなくなったり、
どうしたらいいか分からなくなってしまいます。
努力とは別に自信を内側からつける方法は、
家柄とか学歴とか、そういうものじゃなくて、
自分の気持ちや感覚を、自分が1番理解してあげる事です。
それが自己愛、自己信頼に繋がり、自信にも繋がる。
それにわざわざ人に言わなくてもいいのだから、
子供っぽいかなと心配しないでください。
例えば、
他の人にはとても評判がいいんだけど、
何か私は好きじゃないんだよなー。という人がいたとしても、
その感覚を悪いことのように思わないでください。
そっと心の中で、
「あー、わたしあの人苦手だわー。」
と感じてるだけでいい。
本当にそれだけでいいんです。
どうして?と言われても、なんかわかんない嫌なものは嫌。
そこにわざわざ理由とか理屈は要らないです。
【私はあの人が嫌い】
という自分の気持ちを、
自分が知ってあげて下さい。
この感覚を大事にしていくと、
あなたの内なる感覚が目覚めていきます。
そうする内に
自分の輪郭がはっきりしてきて、
自分らしさというのが作られていき、
自分の判断に自信が持てるようになっていくのです。
スポーツや芸能、芸術などアーティスト気質の人もこの内なる感覚が強いですね。
このように
誰にも踏み込めない自分だけの領域、
自分だけの感覚を守っている人は、
必然的に相手が内心どう思おうが、
「それは相手の領域であって、私の領域ではない。
その人の自由だ。」
と、自分と他人との境界線にしっかりと線引きが出来ます。
私は私を尊重する。
だからあなたのことも尊重する。
これが女教皇の世界観。
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