Thoth tarot Ⅹ

Fortuneは、

人生と運命の浮き沈みの象徴です。

あなたが良いと思う状態も、悪いと思う状態も、

どちらかが永遠に続くことはなく、

全ては動いており、常に変化していき、

ある状態の始まりは、その反対の状態の始まりである。

ということ。

 

このカードが出たときは、

この人生の移り変わりを認識する必要性があります。

その動きは私たちには制御不能です。

車輪は、どれほど正確に計画を立てても、

光と影を混ぜ合わせるのです。

 

変えられないものと自分の生活を整え、

創造力を使ってブレイクスルーを起こすなど、

変えられないものにどう対処していくか。

また、その事であなたにとって幸福が何を意味するのか考えてみる。

そしてその事を体験するのに妨げる可能性のあるものを全て書き出してみる。

そんな感じで、予測不能の世界の渦に巻き込まれ翻弄されるのではなく、

その変化を受け入れ、その中心で洞察力を持って静かに内観し平衡を保つのです。

 

そうすることで自分の人生の特定のパターンや思い癖がはっきりと見え、

いずれはその結末に納得がいき、自分の意識と視野が広がって、

運命は自身の手の中にあるという事を知るのです。

 

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以前のブログで書きましたウェイト版の「運命の輪」と意味はほぼ同じですが、

トート版は「絶えず変化する」ということを強調しているようです。

 

いづれも現実から遥か遠い宇宙規模のエネルギーを想像せざるおえないカードです。

だからこそ本来の自己実現に向かえるのだと思いますが。

（現実の見方から意識を遠くに離れさせ俯瞰する、という点で。）

 

今回は、お友達から頂いた、介護についてのお悩みに対して一枚引きし、このカードが出ました。

それとは関係ないけど、少し、ドジャースの大谷さんの専属通訳の賭博問題の事が浮かびました。

目の前で何が起こってもどんなに辛くても真ん中でしっかり立って見ている大谷さんの凛とした姿が、運命の輪を受け入れているように見えて。