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月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』第5話より

ちょっと前になりますが、2月7日に放送された

菅田将暉さん主演の

フジ月9 『ミステリーと言う勿れ』

第5話(episode.4)

元刑事の老人が語る未解決事件の謎

についての感想です。

ネタバレしたくない方は注意!!

、、というか観ていない人には全く分からない&タロット占い師の独り言です。すみません💦

中略~

昔、刑事だった牛田は、自分の死を目の前にして、長年の相棒だった霜鳥がやった過去の犯罪について、証拠を手にしながら思い悩んでいた。

牛田はこのまま黙って墓まで持っていくつもりだった。

ある時、様子を見にきたかのように病室に現れた霜鳥に、治療費を肩代わりする、と申し出をされた。

その時、【自分をちゃんと理解してくれている】というのは自分だけの錯覚だったと気づいた。

牛田は警察に証拠を渡し、あの世を去った。

ようやく曇ったフィルターを外し、自分の刑事としての良心や正義、そういった内なる心の声・真実に戻ることが出来たのだ。

マルクス・アウレーリウスの一節が彼を揺り動かしていた訳だ。

久能君が、「そう、したんですね。」

と呟いたところが印象的でした。

牛田が自分の正直な心の声・真実と、霜鳥への思いや状況を言い訳にし、引き換えたもの。

悪魔と契約をかわし妄想に身を置き、

牛田は何を得たのか。

いや、何を得たかったのか。

ここで得ていたのは、永遠に繋がれているはず、という『信頼と絆』だったのでは、と私は感じたのです。

牛田は、霜鳥を特別な想いで信じていた。

だから相手にもそうでいて欲しかった、少なくともそういった自分の想いを知っていて欲しかった。お金なんて要らなかった。

夢の中でなら、彼は自分の思い通りでいられる、ある種の欲望が満たされていたのかもしれない。

まるでこの複雑な心の部分は、本来心のままにある事で天使と繋がる【恋人】の世界観が、ちょっと捻じ曲がって【悪魔】にすり替わってしまったように感じたわけです。

『ミステリーと言う勿れ』の中で一番好きなお話です。

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